続、中国バドミントン報告
前回の続編です。バッティングセンターのような機械が体育館にあります。透明の筒にシャトルを入れると、飛び出す方式は不明ですが、機関銃連射と想像できます。
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会場に無料のテーピングもありました。青、ピンク、黄とカラフルな色が試合中も目立ちます。
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通常、線審はいませんので、判定は主審に委ねられています。言葉が不自由な報告者は大きな身振りで主審にアピールしたそうです。カウントは英語ではなく、中国語が一般的です。私達は小声で数え、試合します。今回、主審が英語カウントし、点数が分かり、試合に集中できたそうです。
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体育館は観客席がないのが普通です。選手と観客が近く、危ないようですが、シャトルが飛ばず、男性のバックアウトもまずありません。後ろを気にせず、試合に集中できたそうです。
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選手は好きな服で参加します。冬は、体が温まるまで、長袖長ズボンです。遠くの中央コート、背の高い、赤いTシャツの、後衛の人と、肩部分が白い長袖を着た、前衛の人が今回の女子ダブルス優勝者です。
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緑ウェアが混合ダブルスに出場した報告者、夫は撮影者。決勝戦は両隣の黄色ウェアの 女性と赤白の上着を着た男性、チームメイトです。外の青線のある、白いTシャツの男 性もチームメイトです。左胸に『南葛』の文字が想像できますか?『南葛』とはあの「 キャプテン翼」。報告者は中国語を話せず、ボールを蹴る素振り。「キャプテン翼?」 と聞くと、笑顔の「うんうん」の返事。国際交流に言葉は不用です。日本のアニメ、キ ャプテン翼で意思疎通を図れ、喜んだことでしょう。『南葛』とはっきり写っていない のが残念です。
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海外勤務など無縁の主婦が夫と上海に駐在しています。中国のチームで火木に練習。香港、マレーシアなどの方もいます。上海語、北京語や英語も飛び交います。人生、何が起こるかわかりません。バドミントンのラケットと腕と笑顔は悟空の如意棒と觔斗雲です。チームに溶け込み、一緒に練習し、中国語を教えてもらえ、仲間がこんにちは、ありがとうと、言ってくれます。バドに「謝謝」です。